パナソニックITCN株売却リストラの理由

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パナソニックITCN株売却リストラの理由を見ると、ドコモのツートップ戦略が大きく影響しています。パナソニックはドコモのスマホをリストラしますが、ITCNはドコモショップを運営しており、投資効果が薄いと判断したのでしょうね。

(1)パナソニックの携帯電話事業リストラ

パナソニックは携帯電話事業のリストラを決めていますが、ドコモのツートップ戦略にパナソニックの携帯電話が採用されなかったこが大きな要因ですね。

パナソニックはドコモのツートップ戦略から外れたことで、販売台数が激減しており、携帯電話事業の赤字が大幅に拡大しています。

(2)パナソニックがアイ・ティー・シーネットワークの株式売却

パナソニックITCN株売却の理由について、平成25年8月9日のアイ・ティー・シーネットワークが、その他の関係会社及び主要株主の異動に関するお知らせを発表しているので見てみましょう。
  1. 携帯電話販売店の運営
  2. アイ・ティー・シーネットワーク
  3. 東証一部上場9422
  4. アイ・ティー・シーネットワークが自己株式立会外買付取引でパナソニックから自社株買い
  5. パナソニックの売却価格は90億円 11184600株
パナソニックがアイ・ティー・シーネットワークの株式を、時間外取引で売却しています。パナソニックはドコモ向けスマホから撤退を発表していますが、アイ・ティー・シーネットワークはドコモショップなどの運営を行っていますので、ドコモとの取引は優先度が低下したことが分かります。

(3)パナソニック モバイルコミュニケーションズとITCNの関係

  • 平成25年4月1日現在
  • パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社 (PMC)
  • 事業内容 携帯電話端末の企画、開発、生産、販売
  • 資本金 57 億円
  • 大株主及び持株比率 パナソニック株式会社 100.00%
  • 資本関係 当社株式を20.00%保有するその他の関係会社及び主要株主
  • 人的関係 社外取締役1名を招聘
  • 取引関係 携帯電話等の販売支援業務を受託
パナソニックは子会社のパナソニック モバイルコミュニケーションズが、ITCNと資本関係にあり社外取締役も派遣していたようですね。パナソニックがITCNの株式を保有するきっかけと、ITCNの行っている事業について、簡単に見てみましょう。

(4)パナソニックがITCN株を保有する経緯

  1. ITCNは全国でドコモショップを運営
  2. パナソニックの携帯電話事業は苦戦、販売店に出資のメリット低下
  3. 2012年10月 ITCNが、PMCの100%子会社のパナソニックテレコムを吸収合併
  4. 第二位株主は伊藤忠商事 伊藤忠商事系の携帯電話販売会社
パナソニックがITCN株を保有する経緯を見ると、PMC傘下の携帯電話販売会社をITCNが吸収合併したことがきっかけです。
パナソニックITCN株売却の理由は、ドコモショップとの相乗効果が見込めないうえに、ドコモ向けのスマホから撤退したことですね。
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