パナソニック群馬三重で回路基盤事業リストラ

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パナソニックが、群馬工場と三重工場の回路基盤事業リストラを発表しています。パナソニックはリストラで、回路基盤事業の海外生産比率が30%から80%超に高まることになります。

(1)パナソニックのリストラ

パナソニックは経営者の経営失敗で、リストラを大幅に進めています。パナソニックは三洋電機買収に1兆円近い資金を投入しましたが、減損損失とリストラを見ると買収に失敗していることが分かります。

パナソニックは2013年度の当期利益黒字化に向けて、事業改革を進めていますが、採算の悪化した事業のリストラを継続しています。

(2)パナソニック回路基板事業を海外移転

パナソニック群馬三重でリストラについて、2013年8月14日の東京新聞が、パナ、群馬と三重は生産終了へ 回路基板を海外移管を報じているので見てみましょう。
パナソニックが赤字の回路基板事業に関し、群馬、三重の工場での生産を2013年度内に終える計画であることが14日、分かった。ベトナムと台湾の拠点に生産を移してコストを削減し、収益改善を目指す。
パナソニックは、回路基板事業の海外移転を進めるようですね。パナソニックのような日本の大手電機メーカーは、民主党政権による為替レート円高ドル安誘導により海外移転を進めてきましたが、リストラにより事業整理に乗り出すようですね。

(3)パナソニックの回路基板工場の状況

  1. 山梨県南アルプス市 生産継続
  2. 群馬県大泉町 回路基板事業の生産終了
  3. 三重県松阪市 回路基板事業の生産終了 開発のみ継続
  4. 大阪府門真市 生産を終了
パナソニックの回路基盤工場の生産状況を見ると、山梨県南アルプス市以外での生産終了を決めており、業績悪化により生産継続の余力が失われていますね。
パナソニックは経営者の失敗により、深刻な赤字になっており財務状況が悪化しています。パナソニックのリストラ継続は、前経営者の経営失敗による影響が大きいと言えますね。

(4)パナソニックは今回は人員削減は行わず

生産終了に伴う人員削減は行わず、配置転換などで対応する。
追い出し部屋パナソニックのリストラ(1)が話題になりましたので、配置転換の内容が気になりますね。パナソニックが群馬と三重工場の社員を、山梨県に異動させるのか、グループ会社に異動となるのか気になるところです。

パナソニック半導体工場をリストラでまとめましたが、パナソニックは半導体工場の分社化と売却、閉鎖で対応していることが分かります。パナソニックは、半導体関連事業をリストラすることで、外部委託を積極的に行う方針であると言えますね。

(5)パナソニック回路基板の海外生産比率がほとんどに

  1. 2012年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 30%
  2. 2013年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 80%
  3. 2015年度パナソニック回路基盤の海外生産比率 85%
パナソニックは、群馬工場と三重工場の回路基盤事業リストラによって、海外生産比率が大きく高まっています。パナソニックなど日本を代表する大手企業の海外生産拡大により、下請けの中小企業経営に悪い影響がでるのか気になりますね。
  • 外需 パナソニックの輸出が為替レート円高ドル安で採算悪化
  • 内需 パナソニックの下請企業も輸出採算悪化の影響を間接的に受ける
パナソニックと取引を行う下請企業は、内需取引になりますので、為替レート円高ドル安による輸出採算が悪化すれば内需企業でも影響を受けることが分かります。
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