パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高

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パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高となっていますが、為替レート円安ドル高と年金制度変更による一時的な利益が大きな要因となっています。

(1)パナソニックのリストラ

  1. 追い出し部屋パナソニックのリストラ(1)
  2. パナソニック 三洋電機社員を解体リストラ
  3. パナソニック役員退職金18億円でリストラ
  4. パナソニック携帯電話ドコモ向けリストラ
パナソニックは業績悪化と経営失敗により、70000人を超える社員のリストラが行われています。パナソニックのリストラは、追い出し部屋として話題になりましたが、経営失敗した役員は18億円の退職金を受け取ったことで話題になりましたね。

パナソニックは業績回復に向けてリストラを継続していますが、ドコモ向けの携帯電話リストラについても報道されています。パナソニックの積極的なリストラは報道されていましたが、業績改善に目処をつけつつあるようですね。

(2)パナソニック営業利益が大幅改善

パナソニック決算2013第一四半期が好調について、2013年7月31日の時事通信が、パナソニック、営業益66%増=太陽電池、車載機器が好調―4~6月期決算を報じているので見てみましょう。
パナソニックが31日発表した2013年4~6月期連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比66.3%増の642億円に大幅改善した。
パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高となっていますが、営業利益も大幅に増益となっていることが分かります。
  1. 営業利益 主に本業
  2. 経常利益 営業利益に銀行や社債の利息などを含める
  3. 当期利益 経常利益に一過性の損益などを含める
パナソニックの利益について考えるときに、利益の種類について簡単にまとめると上記のようになりますが、大幅に増益となっている理由について見てみましょう。

(3)本業の好調と年金制度変更による特別利益

人件費などの固定費圧縮に加え、太陽電池や車載機器など企業向け事業の好調が寄与した。年金制度変更に伴う一時的な利益798億円の計上で、純利益は8.4倍の1078億円と四半期ベースで過去最高となった。売上高は0.6%増の1兆8245億円とほぼ横ばいだった。
パナソニックは営業利益が好調ですが、企業向けの事業が好調であることが大きく寄与しているようですね。パナソニックの利益で注目なのは、純利益が大きく伸びていることですが、年金制度変更による利益が大きく押し上げており、これは利益の一時的な伸びですね。

(4)為替レート円安の影響で増収

部門別の売り上げは、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の価格引き下げ前の駆け込み需要で、太陽電池が大幅増加し、関連の住宅事業も伸びた。円安を受けてカーナビなど車載関連事業も増収となり、これら事業の営業利益は2倍以上に拡大した。
パナソニックは為替レート円安ドル高により、パナソニック白物家電 円安で国内生産増加を発表していますので、雇用増加が見込めます。パナソニックは日本を代表する電機メーカーで輸出が多いので、為替レート変動の影響によって、競争力の強化と利益の増加を達成していますね。

パナソニック中間配当予想と復配を行う前に、持ち合い株式や不動産の売却、取引先の販売条件変更により手元資金を確保しています。パナソニックの資産リストラは、アベノミクスによる景気回復局面が重なったことで成功しており、様々な面で恩恵を受けていると言えますね。

(5)スマホはドコモの戦略で不調

一方、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売はNTTドコモが夏商戦の主力商品を絞り込んだ影響で低迷し、携帯電話事業は損失が広がった
パナソニックはドコモ向けスマホのリストラを検討していますが、NECスマホ撤退 ドコモの影響を見るとサムスン優遇の不満が家電メーカーで高まっている可能性がありますね。
  1. 2013年3月期 81億円の赤字
  2. 2014年3月期 11億円の赤字の計画
  3. 2013年第一四半期売上高14%減少 赤字幅も17億円拡大
パナソニックの携帯電話事業は、NECと同様に、ドコモのツートップ戦略による影響を大きく受けており赤字が拡大していますので、撤退の可能性が増していますね。パナソニックITCN株売却リストラの理由を見ると、ドコモのスマホ撤退と赤字で、ドコモショップに対して出資をするメリットが薄れたのでしょうね。

(6)携帯電話事業は撤退を検討

東京都内で記者会見した河井英明常務は「現状のままで収益改善が図れるとは思っておらず、近々に方向性を出したい」と述べ、携帯電話事業の新たな構造改革策を早急に示す方針を示した。
パナソニックは携帯電話事業からの撤退を検討しているようですが、他の事業も為替レート円安ドル高の恩恵がなければ、減収減益の可能性が高いようですね。パナソニック決算2013第一四半期利益が過去最高ですが、今期決算でV字回復を達成できるのかどうか正念場になりそうですね。

パナソニック ドコモのスマホ撤退を正式に伝えたと報じられていますが、販売台数が計画の30%で赤字拡大と事業が悪化しています。パナソニックは事業見通しと決算への影響を判断して、撤退を決断したようですね。

パナソニック2014決算黒字の理由をまとめましたが、2013年第一四半期利益が過去最高の勢いを維持したようですね。パナソニックは、アベノミクスによる追い風が業績回復に繋がりましたので、2015年3月期決算に向けての経営戦略と業績が正念場になると言えそうですね。
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