パナソニック ソニーと有機EL提携

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パナソニックとソニーが有機ELで提携を発表しました。パナソニックとソニー提携の背景には、業績悪化と韓国勢への対抗の狙いがありそうですね。

パナソニック提携と子会社売却

パナソニックは経営再建に向けて、他社との提携や子会社の売却などリストラを進めています。パナソニックは、パネル事業でライバルのソニーと提携する決断をしたようですね。

ソニーと共同出資会社の設立を協議

パナソニックがソニーと有機ELで提携したことについて、産経新聞2013年2月16日が有機EL、共同生産会社 ソニー・パナソニック 革新機構も出資と報じているので見てみましょう。
ソニーとパナソニックが次世代テレビ技術と期待される有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを生産する共同出資会社の設立に向け協議に入ったことが15日、わかった。官民ファンドの産業革新機構も出資する方向で調整し、平成25年度にも設立する。
パンソニックとソニーが共同出資会社の設立を協議しているようですね。テレビや液晶パネルは、日本企業が先頭を走ってきましたが、有機ELは韓国企業が先頭のようですね。

韓国勢が有機ELテレビは先行

有機ELテレビの商品化ではサムスン電子など韓国勢が先行しているが、ライバル関係にある国内電機の両雄がタッグを組み、「日の丸連合」で巻き返しを図る。共同出資により投資負担を減らし、生産コストを引き下げる。
パナソニックやソニーなど日本企業は、韓国や台湾企業に追いかけられる立場でしたが、追いかける立場に変わります。

提携でリスク削減と規模の利益が見込める

革新機構も出資し、かつて日本の「お家芸」だったテレビ産業の復活を支援する。生産会社の出資比率や工場の立地といった詳細は今後詰める。 
共同出資会社で生産した有機ELパネルは、ソニーとパナソニックがそれぞれ引き取り、自社のテレビや業務用モニターなどに組み込んで販売する計画だ。パネルを他社に販売することも検討している。
戦後最大の倒産2012年エルピーダメモリですが、エルピーダメモリは国の資金支援後に、倒産しました。パナソニックとソニーはエルピーダメモリと比較すると経営体質は良好なため、その点は問題なさそうですね。
  1. 研究開発費の節約
  2. 生産規模の拡大によるコスト削減
  3. リスクの分担
パナソニックとソニーのメリットを考えると、上記の点を考える事ができると思います。

提携関係を拡大

両社は昨年6月、有機ELパネルの研究開発で提携し、25年内の量産技術確立を目指していたが、提携関係を生産段階にまで踏み込んで拡大し、国際競争力を高める。
パナソニックとソニーは、有機ELパネルの提携関係を拡大する事に合意したようですね。
パナソニックとソニーは、テレビ事業の投資失敗により巨額の赤字と手元資金を失いました。同じ失敗を繰り返さないためにも、両社は提携に動いたのかもしれないですね。

有機ELの特徴と競合企業

有機ELは電圧をかけると発光する有機物でできた電子材料で、液晶テレビよりも薄くできる。画質も高く、消費電力も少ないといった特徴がある。 
有機ELテレビをめぐってはLG電子が月内の発売を計画し、サムスン電子は今年前半にも発売するとみられ、韓国勢が先行している。
有機ELの特徴は製品の特性だけでなく、韓国勢が先行しているということでしょうね。パナソニック は、ソニーと有機EL提携を発表しましたがどういった販売戦略やマーケティングを行うのか注目ですね。
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